メインはOEM市場であるピクセラが液晶TV、地デジチューナーで
市場参入するとの発表。
http://www.pixela.co.jp/company/news/2007/20070921.html
アメリカでは新興企業であるVISIOが液晶TVシェアNo1を
獲得していることもあり、非常に期待は大きいものの、
http://www.vizio.com
問題はその品質と価格、そしてブランドネームにあるのではないか?
日本人はどうしても自国ブランド製品を購入しがちになってしまい、
例えば、PCモニタでは抜群のクオリティとシェアをもつ
EIZO(NANAO)も液晶TVに参入したもののさんざんたる結果。
http://www.eizo.co.jp/products/tv/index.html
そして、廉価な液晶TVの代表格ともいえるバイデザインも
http://www.bydsign.co.jp(地デジのみの47inchが199800だとか。)
直販のみなのでこちらも店頭販売が無く撃沈。
価格だけで勝負しても、品質だけで勝負してもだめであり
品質+価格の両立が勝負の決め手と言われればそうでもなく、
そこに、信頼のブランド力というものが無ければ日本では売れない。
アメリカで成功しているVISIOのビジネスモデルは
ファブレスで廉価に提供し、店頭でも流通経路を最小限に絞り
大手量販店のみでの販売にしている。
廉価な割に、製品自体は名のあるメーカー製のものと大して変わらず
汎用品を使い、他メーカーが膨大なコストをかけて自社開発した
製品と比べても大差の無いクオリティを廉価に提供している。
まさに理想的なものであるとは思うものの、このビジネスモデル
だけで、日本で成功するのかといわれれば、ちょっと難しい気もする。
その為か、アレだけ売れているのにもかかわらず、
アメリカ国内のみの流通となっているのが印象的だ。
で、話は戻って、ピクセラのTV事業が成功するには
いくつかの関門があるのではないかと推測される。
ピクセラの価格付けは、PC周辺機器の価格を見ると
他メーカーよりも1,2段階上のプライスを付けている事が多い。
確かに、ソフトウェア、ハードウェアともに、他メーカーよりも
優れているものもあるので、絶対価値としては悪くは無いと思うものの
他メーカーの製品と店頭の棚で並んだ時に、同じ機能で
数千円違えば、客がどちらを選ぶかは明白。
しかも液晶TVは初参入であり、PC周辺機器と違い、
"ピクセラ"というブランドネームの影響力は無いに等しい訳だ。
その中で勝負をしようと思えば、まず第一に価格を他メーカー
よりも1,2段以上下げなければ話にならない。
製品品質に関しては、回路周りなどは、
一流メーカーと大差の無いものになると思われるものの、
絵作りに関しては疑問符が残る。
今までOEM供給をしていたとはいえ、絵作りに関しては
OEM先が調整していたわけであるから、この点を、
最低限、他メーカーと同等のレベルに持ってこなければならない。
そして、流通に関しても、市場開拓をしなければならないので、
簡単には大手量販店のスペースを確保できるとも思えないし、
かなり厳しい戦いになるのではないかと予測される。
それでも、アメリカVISIO社という、大成功例があるのであるから
是非VISIOのいいところを取り入れて、成功して欲しいものではある。
チューナー単体に関しては、もう価格で勝負する以外に
勝算はないであろうと思われるものの、
総務省の発表する5000円以内というばかげた価格を
実現できるかどうかが鍵になってくると思われる。
しかし総務省もアホだと思いますよ。
B-CASが必要な時点で、無駄な利権が絡んで値段が下げられないのに
メーカーに血を流してもらって5000円ってあほかと。
B-CASの撤廃から始めないと5000円なんて到底実現できるわけなど
無いと思うんですが、intelの提供するソフトウェアのみでの
CASが実現できれば5000円程度でも実現可能かとは思われますが…。
そもそもB-CASカードを発行するのに2000円かかるんですヨ?
http://www.b-cas.co.jp/step/step02.html
じゃ、チューナーはいくらやねんと。あほかと。
ちなみにピクセラの株価は今日現在の時点で
びっくりする程の最安値を爆裂更新中。
先日の米FF利下げ時にも不思議と一人で安値を更新してました。
おそらく2011年前の地デジ特需を見込んでの事業参入なんでしょうが、
液晶TV事業で逆転ホームランなるか?
個人的にはコケる香りがプンプンしてると思いますが、
VISIOという前例がある以上100%コケるとも断言できません。
とりあえずCEATECでの詳細発表に期待でしょうかね?
そこで、製品ラインアップと価格、詳細機能によっては
大化けするかも?