さて、Contac 29のレビュー2回目となる今回は、実際の冷却能力を検証してみたい。
まずは、Core i3 530をQ6600に付属していたリテールCPUクーラーで4.2GHzにオーバークロックしOCCTで発熱状態をテストしたところ、最大と最小は以下のようになった。
同様のテストをCPUクーラーをContac 29に換えてテストしたところ以下のようになった。
結果としてアイドル時でおおよそ-5~6度、ピークで-18度も下がってしまうというとんでもない結果となった。Core 2 Quad Q6600のリテールCPUクーラー自体は、Q6600自体がかなりの高熱を発する事がよく知られており、そのTDPは105Wとなり、それに耐えうるためintelのリテールCPUクーラーの中でもかなり重量級で中央部は銅が利用されているなど、それ程性能の低いものでは無いのだが、Contaq 29に変更する事で圧倒的なまでに差がついてしまったということになる。
騒音自体はほぼ変わらないか、もしくは小さくなったと言ってもいい。そんななか、最大で-18度というこれだけの結果につながったというのは驚きに値する。
また、CPUの冷却性能の向上によりマザーボード自体に熱がこもらなくなったことも付け加えておく。
画像上がQ6600リテールファン、下がContac 29なのだが、アイドル時、ピーク時ともにマザーボード各所に設置されている温度センサー部分の温度が大幅に下がっている事が見てとれるだろう。マザーボード自体の温度があがれば、熱によって寿命が変化する電源部のコンデンサなどの耐久性に直結する。特にコンデンサは温度が10度変わるだけで寿命が数十倍も変わってしまう程、温度が寿命に直結する敏感なパーツである。つまりContac 29に変更するだけで、各パーツの寿命が延びる可能性もあるということだ。
もちろんリテールクーラーでも普通に使う分には全く問題ないだろう。特にオーバークロックなどをせず、通常の状態で使用しているユーザーであれば、わざわざCPUクーラーに投資するのはばかばかしいと考えてしまうかもしれない。しかし、この様に、CPU以外の部分にまで影響が出てくるとなれば、CPUクーラーを4000円前後で販売されているContac 29に交換する事でPC自体の寿命が延びることにもなるえるため、必ずしもオーバークロックをするユーザーだけの為に存在するものというわけではない事がわかっていただけるだろう。

コメントする