2010年5月アーカイブ

今回は、12cmファンを追加し、デュアルファンとしてのレビューをお届けする予定だったものの、案の定というか、残念ながら同型のFANを入手する事が出来ていない為、お借りしたThermaltakeさんには申し訳ないが、Contac 29の少々ウィークポイントをいくつかあげてみたい。

1:プッシュピンで留めるのはやはり心もとない

このサイズのクーラーで、プッシュピンを利用した留め具のみというのは少々心もとない。現在、ケースに組み込まず、マザーボードを水平にしてつかっているのだが、この1ヵ月で留め具が緩んできてしまっていた。intelの980X等についてくるリテールクーラーもネジ止め式になった事もあり、プッシュピンでの固定には少々疑問を感じざるを得ない。

そしてプッシュピンというのも原因の1つなのであるが、留め具を底面からネジ止めするという固定方法であるため、その固定具を止めるネジが緩んでしまうと、CPUクーラーとしてのContac 29を一度外さなければ固定具を増し締めする事が出来ない為、非常にめんどうな事になる。

CPUファン等の振動と、今一つテンションの低いプッシュピンの為か、このネジが以外と緩みやすく、1か月足らずの間に現実に何度かガクガクという状態に陥ってしまった。このネジを緩まないようにする何かしらのギミックが欲しい。ここは改善を願いたい点の1つだ。

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2:付属のグリスの粘度が低く、乾燥しやすい

この付属するグリスの特性に対する説明がないため、これが正常なのかもしれないが、非常に乾燥しやすいように思う。換装した方が能力が上がるような特製のグリスであれば、この心配は杞憂なのかもしれないが、前述したように、プッシュピンと留め具が緩み、ときどきメンテナンスを行わなければならなくなってしまうため、少々扱いづらいように感じた。

 

3:CPUのヒートパイプ接面部とヒートスプレッダ(ヒートパイプ固定部)に凸凹が多い

以前取り付けのレビュー時にも指摘したのだが、これが原因で、CPUグリスを大量に必要としてしまう。また、銅製のヒートパイプとアルミの固定部の熱膨張率が違う為、高温になってしまった場合に、CPUとしっかり密着したままであるのかという部分が少々疑問に残った。ヒートパイプをうまく隙間なく並べるような形にした方が、より吸熱効果が高かったのではないだろうか?

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と、現在気になったところはこの3点である。プッシュピンの問題に関しては、面倒でも、やはりこのサイズとなるとネジ止め式が好ましい気がするのと、付属のグリスは、少々効率が落ちても、取り扱いやすくするためにもう少し粘度の低いものを付属した方が良いのではないだろうかと感じてしまった。

 

 

と、今回は、Contac 29のウィークポイントを取り上げてみた。3つほど上げたウィークポイントではあるが、逆にいえばウィークポイントはこの3つだけであるとも言える。CPUクーラーとしての基本性能が高いため、このかゆい所に手が届けばっ!といったところだろうか?

デュアルFANに関しては、同型FANの入手が手に入れられ次第レビューしてみたいと思う。

第3回になる今回はContac29に換装したPCのOC性能を見てみたい。

もともとintel Core i3-570をCore 2 Quad Q6600に付属していたCPUクーラーを利用して4.2GHzで動作させていたのだが、温度が80度にも達し、これ以上はどうにもまともに動作させる事が出来なかった。

今回、Contac 29に換装したことで、Thermaltake Contac 29 CPU Cooler レビュー 第2回~冷却編~で記載したように20度近くも下がった事で、以前失敗した4.2GHzよりも高い周波数で作動させる事が出来るのではないかと考えた。

 

実際に、MSI BIG BANG FUZIONのBIOS設定を200x21倍から22倍へと変更すると、Windows 7はすんなり立ちあがった。そして各種ベンチマークを取ってみる事に………全て完走。どうやら電圧等をいじらなくても4.4GHzで動作するようになったようだ。これ以上のクロックにも挑戦してみたのだが、規定電圧のままでは4.4GHz程度が限界で、それ以上の動作ではBSoDがでてしまったり、OSが起動しなかったりと残念ながら動作しなかった。

 

つまり、CPUクーラーを交換した事で特に難しい設定をすること無く、OC耐性が200MHzも上した事になる。パーセンテージで見れば、5%以下と微々たるものかもしれないが、CPU周波数が5%や10%違う事で、CPUの価格が大幅に変わる事を考えれば、この費用対効果は大きなものだと言えるだろう。

しかも、intel Core i3-530は規定周波数は2.93GHzなので、1.4GHzと1.5倍近いオーバークロックが可能となり、より上位のCore i5-670の3.46GHzよりも1GHz近く高速な事になってしまったのだ。

Core i3-530が1万円を少し超える程度、Core i5-670が3万円弱と言う事を考えれば、この効果が以下に高いものかがわかるだろう。

 

と、今回はここまで。さて次回は、Contac 29に12cmファンを1基追加し、デュアル化した場合について検証してみたいと思う。

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