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今回は、12cmファンを追加し、デュアルファンとしてのレビューをお届けする予定だったものの、案の定というか、残念ながら同型のFANを入手する事が出来ていない為、お借りしたThermaltakeさんには申し訳ないが、Contac 29の少々ウィークポイントをいくつかあげてみたい。

1:プッシュピンで留めるのはやはり心もとない

このサイズのクーラーで、プッシュピンを利用した留め具のみというのは少々心もとない。現在、ケースに組み込まず、マザーボードを水平にしてつかっているのだが、この1ヵ月で留め具が緩んできてしまっていた。intelの980X等についてくるリテールクーラーもネジ止め式になった事もあり、プッシュピンでの固定には少々疑問を感じざるを得ない。

そしてプッシュピンというのも原因の1つなのであるが、留め具を底面からネジ止めするという固定方法であるため、その固定具を止めるネジが緩んでしまうと、CPUクーラーとしてのContac 29を一度外さなければ固定具を増し締めする事が出来ない為、非常にめんどうな事になる。

CPUファン等の振動と、今一つテンションの低いプッシュピンの為か、このネジが以外と緩みやすく、1か月足らずの間に現実に何度かガクガクという状態に陥ってしまった。このネジを緩まないようにする何かしらのギミックが欲しい。ここは改善を願いたい点の1つだ。

grease_cpu_many_c

2:付属のグリスの粘度が低く、乾燥しやすい

この付属するグリスの特性に対する説明がないため、これが正常なのかもしれないが、非常に乾燥しやすいように思う。換装した方が能力が上がるような特製のグリスであれば、この心配は杞憂なのかもしれないが、前述したように、プッシュピンと留め具が緩み、ときどきメンテナンスを行わなければならなくなってしまうため、少々扱いづらいように感じた。

 

3:CPUのヒートパイプ接面部とヒートスプレッダ(ヒートパイプ固定部)に凸凹が多い

以前取り付けのレビュー時にも指摘したのだが、これが原因で、CPUグリスを大量に必要としてしまう。また、銅製のヒートパイプとアルミの固定部の熱膨張率が違う為、高温になってしまった場合に、CPUとしっかり密着したままであるのかという部分が少々疑問に残った。ヒートパイプをうまく隙間なく並べるような形にした方が、より吸熱効果が高かったのではないだろうか?

soko

と、現在気になったところはこの3点である。プッシュピンの問題に関しては、面倒でも、やはりこのサイズとなるとネジ止め式が好ましい気がするのと、付属のグリスは、少々効率が落ちても、取り扱いやすくするためにもう少し粘度の低いものを付属した方が良いのではないだろうかと感じてしまった。

 

 

と、今回は、Contac 29のウィークポイントを取り上げてみた。3つほど上げたウィークポイントではあるが、逆にいえばウィークポイントはこの3つだけであるとも言える。CPUクーラーとしての基本性能が高いため、このかゆい所に手が届けばっ!といったところだろうか?

デュアルFANに関しては、同型FANの入手が手に入れられ次第レビューしてみたいと思う。

第3回になる今回はContac29に換装したPCのOC性能を見てみたい。

もともとintel Core i3-570をCore 2 Quad Q6600に付属していたCPUクーラーを利用して4.2GHzで動作させていたのだが、温度が80度にも達し、これ以上はどうにもまともに動作させる事が出来なかった。

今回、Contac 29に換装したことで、Thermaltake Contac 29 CPU Cooler レビュー 第2回~冷却編~で記載したように20度近くも下がった事で、以前失敗した4.2GHzよりも高い周波数で作動させる事が出来るのではないかと考えた。

 

実際に、MSI BIG BANG FUZIONのBIOS設定を200x21倍から22倍へと変更すると、Windows 7はすんなり立ちあがった。そして各種ベンチマークを取ってみる事に………全て完走。どうやら電圧等をいじらなくても4.4GHzで動作するようになったようだ。これ以上のクロックにも挑戦してみたのだが、規定電圧のままでは4.4GHz程度が限界で、それ以上の動作ではBSoDがでてしまったり、OSが起動しなかったりと残念ながら動作しなかった。

 

つまり、CPUクーラーを交換した事で特に難しい設定をすること無く、OC耐性が200MHzも上した事になる。パーセンテージで見れば、5%以下と微々たるものかもしれないが、CPU周波数が5%や10%違う事で、CPUの価格が大幅に変わる事を考えれば、この費用対効果は大きなものだと言えるだろう。

しかも、intel Core i3-530は規定周波数は2.93GHzなので、1.4GHzと1.5倍近いオーバークロックが可能となり、より上位のCore i5-670の3.46GHzよりも1GHz近く高速な事になってしまったのだ。

Core i3-530が1万円を少し超える程度、Core i5-670が3万円弱と言う事を考えれば、この効果が以下に高いものかがわかるだろう。

 

と、今回はここまで。さて次回は、Contac 29に12cmファンを1基追加し、デュアル化した場合について検証してみたいと思う。

さて、Contac 29のレビュー2回目となる今回は、実際の冷却能力を検証してみたい。

まずは、Core i3 530をQ6600に付属していたリテールCPUクーラーで4.2GHzにオーバークロックしOCCTで発熱状態をテストしたところ、最大と最小は以下のようになった。

Q6600_overview

6644

同様のテストをCPUクーラーをContac 29に換えてテストしたところ以下のようになった。

mount_overview_b 

contac44

結果としてアイドル時でおおよそ-5~6度、ピークで-18度も下がってしまうというとんでもない結果となった。Core 2 Quad Q6600のリテールCPUクーラー自体は、Q6600自体がかなりの高熱を発する事がよく知られており、そのTDPは105Wとなり、それに耐えうるためintelのリテールCPUクーラーの中でもかなり重量級で中央部は銅が利用されているなど、それ程性能の低いものでは無いのだが、Contaq 29に変更する事で圧倒的なまでに差がついてしまったということになる。

騒音自体はほぼ変わらないか、もしくは小さくなったと言ってもいい。そんななか、最大で-18度というこれだけの結果につながったというのは驚きに値する。

また、CPUの冷却性能の向上によりマザーボード自体に熱がこもらなくなったことも付け加えておく。

66mother

contac_mother

画像上がQ6600リテールファン、下がContac 29なのだが、アイドル時、ピーク時ともにマザーボード各所に設置されている温度センサー部分の温度が大幅に下がっている事が見てとれるだろう。マザーボード自体の温度があがれば、熱によって寿命が変化する電源部のコンデンサなどの耐久性に直結する。特にコンデンサは温度が10度変わるだけで寿命が数十倍も変わってしまう程、温度が寿命に直結する敏感なパーツである。つまりContac 29に変更するだけで、各パーツの寿命が延びる可能性もあるということだ。

もちろんリテールクーラーでも普通に使う分には全く問題ないだろう。特にオーバークロックなどをせず、通常の状態で使用しているユーザーであれば、わざわざCPUクーラーに投資するのはばかばかしいと考えてしまうかもしれない。しかし、この様に、CPU以外の部分にまで影響が出てくるとなれば、CPUクーラーを4000円前後で販売されているContac 29に交換する事でPC自体の寿命が延びることにもなるえるため、必ずしもオーバークロックをするユーザーだけの為に存在するものというわけではない事がわかっていただけるだろう。

 

eArenaでThermaltake Contac 29 CPU Coolerのレビュアー募集をおこなっており、ゲームPC用に用意していたMSI Big Bang FUZIONとCore i3 530用のCPUクーラーを探していたので、迷いなく応募したところ、忘れたころにまさかの当選通知が届いた。そこで今回から数回にわたり、Thermaltake Contac 29 CPU Coolerのレビューをお届けしたいと思う。

第1回の今回は、取り付け編として、パッケージの内容と取り付けまでのレビューをお届けする。

 

パッケージを開けると中はこのような形で梱包されている。

Contac_package

そして付属品として、LGA775/1156/1366対応のマウント用プッシュピン取り付け金具とそれを止めるネジ、Socket AM2/3用のクリップ、シリコングリス、12cm FANマウント用のゴムロッドが付属する。

items

LGA 775/1156/1366マウント用のプッシュピン取り付け金具には、2つ穴が開いており、それぞれLGA 775用、LGA 1156/1366用となっていて、わかりやすいようにそれぞれの名商が彫り込んである…が、少々誤解を招きそうな位置に彫り込まれているような気もする。その他にもL/Rという文字が刻まれているのだが、何を基準に右なのか、左なのかがわからないので、単なる2種類ある部品のどちらであるかを示すものだと思えばいいだろう。

clip

全体図としてはこんな感じで、CPUコア表面がヒートパイプに直接触れるように設計されており、その熱が54枚のアルミフィンに伝熱され、一方に取り付けられた12cm FANにより排熱されるシステムとなっている。アルミフィンの両端は折り返して壁を形成しており、両脇から風が抜けないように設計されている。

overview

作業がしやすいようにとFANを取り外そうとおもったものの、FANをマウントするゴム製のプッシュロッドがアルミのフィンから抜き出すのが簡単にはいかず少々手こずってしまった。構造上、下から上に抜く様にすれば引っかかりなく抜けそうなのだが、そう簡単に一筋縄ではいかないので注意した方がいいだろう。

takeoff

 

フェニックスサイレントファンと名付けられたFANを取り外し型番を見てみるとTT-1225(詳細型番A1225G12S / DC BRUSHLESS / 12V 0.30A)という型番が記載されているが、TT-1225自体はフィンを除いた型番の様で、TT-1225で探してみると、フィンの違ったいくつかの種類のFANが販売されている。

fan_productname

このContac 29に搭載されているフェニックスサイレントファンのフィンは独特の形状をしており、もう1つマウント可能との事なのであるが、確実に同じフェニックスサイレントファンを入手できるかどうかは定かではなく、TT-1225として購入しても違ったフィンをもつFANの可能性もあるので購入する場合には店頭でよく確認してから購入した方がいいだろう。

fanfin 

 

さて、実際に取り付けに入るのだが、筆者は今回Core i3 530と組み合わせるためLGA-1156の設定でプッシュピン取り付け用の金具を取り付ける事になるのだが、恥ずかしい事に、最初に取り付ける際に取り付け方法を間違ってしまった。

CPUクーラーは上から押さえつけるのが当然だとの思い込みから画像左の様にとりつけてしまい、実際に取り付ける際にプッシュロッドが届かないという醜態をさらしてしまった…。実際には右図の様に下からネジ止めするのが正解であり、気をつけて欲しい…。

grease_cpu_low_c grease_cpu_many_c

取り付けるにあたり、シリコングリスの塗布に入るわけだが、どう見てもヒートパイプと留め具の間にかなりの隙間があいているのが目視でわかるとおもう。

soko

シリコングリスはできるだけ薄くというのがセオリーではあるのだが、今回は少々多めに塗布する事にした。

grease_cpu_low_a

こんな感じである。筆者にしては大量に盛った!という感じではあるのだが、実際にぐりぐりと押しつけ、はがしてみると…

grease_cpu_low_b grease_cpu_low_c

こんな感じで隅々まで行きわたらないどころか、中央以外のヒートパイプにほとんど届いていない事が見てとれる。ちなみに、標準クーラーの場合、シリコングリスを今回の半分以下、米粒サイズ以下の量で下の画像の様にまんべんなく塗る事が出来るため、このContac 29がいかに大量のグリスが必要だという事がよくわかってもらえることだろう。

q6600_cpu q6600_fan

というわけで、再びシリコングリスを足すことに。一度綺麗にグリスをぬぐい去ってからというのがセオリーになるのではあるが、今回はシリコングリスの残りの量も考え、あえてそのまま追加する形にしたが、シリコングリスの量に余裕がある場合には、綺麗にぬぐい去ってから取り付けた方が良いというのは言うまでも無いだろう。

grease_cpu_many_a

そしてぐりぐりと押しつけ、はがした結果がこれだ。

grease_cpu_many_b grease_cpu_many_c

これだけ大量に使って初めてグリスが全体に行きわたった格好だ。くれぐれも、いつもの調子で「米粒大で十分」などと思わない方がいいだろう。米粒大程度では、せっかくある3本のヒートパイプのうち1本程度しか本領を発揮してくれない事になってしまう。

ということで取り付けが完了しこのようになった。

mount_overview_a

実際に取り付けたところで気になる点が一つ。CPUとクーラー(ヒートパイプベース部)の接着、密着させる為の圧力が非常に低いのだ。画像の様にデスクトップタイプのケースに水平にマザーボードを取り付けるのであれば特に問題は無いように感じられるが、一般的なタワーケースにマザーボードを縦方向に設置した場合、558gと結構な重量のあるこのファンを支えきれるかどうか少々心配なところではある。筆者の記憶はPentium4の時代のものではあるのだが、intelのThermal and Mechnical Design Guideでかなり高い圧力で密着させるように指導していた様に思う。現行のi3/i5/PentiumGシリーズのThermal/Mechanical Specifications and Design Guidelines (PDF)を読んでみてもそのような記載は特にないようにみえるので、部品部品の取り付け位置によって圧力をコントロールしているのであれば、これでも問題ないのかもしれない。ただ、やはりCore 2 Quad Q6600などはリテールクーラーでさえ、マザーボードがしなるほどの圧力がかけられていたので、筆者の考えが古いのかもしれないが、心理的に大丈夫なのだろうか?と思ってしまう。

取り付け方向については、LGA775/1156/1366では、このような縦方向の配置でも、また90度変えた横方向の配置もとれるのだが、Socket AM2/3では残念ながらそのクリップの仕様によって画像とは90度違う横方向の配置となってしまうので注意が必要だ。縦方向への配置としたい場合には、何らかの法歩でLGA775/1156/1366などと同等の取り付け方法が可能となるようなリテンションキットを手に入れるか、または自作するしかないだろう。この辺はAthlon/Phenomユーザーに対しては、購入前にパッケージなどにそのような情報が記載されているわけではないので、何かしらのオプションキットなどを付属しておいてもらいたいと思うところだ。

最終的にFANまで取り付けた画像がこちら。驚くほどに迫力満点である。

mount_overview_b

と、第1回となる今回はここまで。次回は実際に電源を入れ、その冷却能力などを検証していきたいと思う。ではまた次回。

本日は嬉しいメールが2通!
その1
subject : 【eArena】Thermaltake Contac29レビュアー募集当選通知

「厳正なる抽選の結果、当選されましたので連絡申し上げます。おめでとうございました!」
ということで、CPUクーラーであるThermaltake Contac29 CLP0568が当たってしまいました!

今はCore i3 530に無理やりCore 2 Quad Q6600のリテールクーラーをつけていてOC時の冷却不足に悩んでいたために超朗報!

 

その2
subjet : [coneco.net] プレゼント ご当選のお知らせ

「この度は厳正なる抽選の結果、iCharge Liteをプレゼントさせていただくこととなりました。」
Antec GREEN電源を使ってみんなでECOに貢献しよう!で「削減予測勝者当てクイズ」に応募したら「iCharge Liteが当たった模様!ソーラー充電池!

ぉぉぉぉ!同日に2つも当選!!!!
今年の運を使い果たした気がするっヽ(;´Д`)ノ

Zigsowのダイナマイトレビューに向けて運を使い果たしてしまったわけですが、こっちの抽選はどうなるっ?どうなるぅ?

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